地震に強い家を作るために押さえておきたい3つのポイント
こんにちは。タッチハウス広報の平戸です。
夕べの地震は長く揺れて怖かったですね。
私は静岡県富士宮市に住んでいるのですが、長時間停電しました。
懐中電灯やロウソクをかき集めたり、Twitterやネットで検索したり。久しぶりに不安と恐ろしさを感じました。
3.11の時もそうでしたが、地震があったその時は本当に怖くて、対策をしていなかったことを後悔します。
でも、時間が経つと忘れてしまうんですよね。それが脳の特性で、恐怖をずっと感じているのはものすごくストレスなので、忘れるように全力で働きかけるのだそうです。
今回の地震で改めて地震に強い家がいいなと思ったのではないでしょうか。
私が家を建てたのは東日本大震災の前でしたが、阪神大震災の後でしたし、東海地震が起こると言われていたので、これだけ地震が騒がれているのだから、今時の家なら地震対策はされてるでしょ?と思っていました。
でも、実は地震対策は能動的に選んでいくものだったのです。
もちろん最低限の耐震対策はされているのでそこは安心なんですが、倒壊を免れるだけでいいのか、地震の後も住み続けたいのか、によって選択肢が変わってくるのです。
そこで今回は地震の後も住み続けられる家を建てる時に、押さえておきたいポイントをお伝えします。
耐震については過去記事山田代表に聞きました!地震に強い家って?前半
でも触れていますので、こちらも合わせてご覧下さい。
制震装置がついているか
制震装置というのは、建物の壁の中に装着する油圧のクッションのようなもので、制震ダンパーと呼ばれる物です。
これが地震の揺れを吸収してくれ、震度7くらいの地震でも震度4くらいに揺れを軽減してくれると言われています。
昨日富士宮では震度4だったのですがもちろん怖さも不安もありましたが、10年前に来た震度6強の地震とは比べ物になリませんでした。
震度7の恐怖はどれほどでしょう。それが震度4にまで軽減されるのは嬉しいですよね。
また大きな地震の後には、必ず何千回という余震が来ます。私たちの地区も6強の地震の後、一日30回以上の余震が来てその度に生きた心地がしませんでした。
その繰り返しの余震で、釘などが緩み隙間があき、倒壊してしまうことも多いのだそうです。
制震ダンパーをつけておけば、建物のダメージを大幅に減らすことができます。
他にも基礎と土台の間にスライドできるような金具をつけて揺れを逃す免震装置というものもあります。そちらは設置条件が厳しく、かなり高額なものなのであまり現実的ではありません。
制震ダンパーはつけなきゃだめというものではないですが、より安心できる要素になるのは確実です。予算と相談しながら検討してみてください。
耐震等級3の家か
建物を建てる際には建築基準法をクリアしていないと建てることができませんが、それは倒れない最低限のレベルで、耐震等級でいうと1になります。耐震等級3というのは耐震等級1の1.5倍の強度という意味です。
耐震等級3を取得するにはそれなりに費用はかかりますが、いざ地震が起こった時にはこだわってよかったと思えるのではないでしょうか。
構造計算をしているか
全ての家に構造計算ってしていると思っている方が多いと思いますが(私も思ってました!)実は木造の場合は3階以上でなければ義務となっていないのです。
もちろん構造計算をするにはお金がかかるので、しないで済ましていることが多いのだそうです。
でも構造計算は、一つ一つの材料の大きさや木の種類、必要な耐力壁の位置を全て明確にしてくれるので、することでより地震に強い家を作ることができるのです。
構造計算をすれば確実に耐震が強化されていることが証明されるので、安心材料になるのは間違いありません。
構造計算までしている会社は安心できるとも言えるので、そういう会社で頼むということも選択肢の一つだと思います。
今回は地震に強い家を作るために押さえておきたい3つのポイントを紹介しました。
どれもコストアップにつながることではありますが、今回のように地震が来たときに心の底からよかったと思える選択になるのではと思います。
今は予算内で収まるように、こういった要素をパッケージ化した規格住宅というのも出ています。
タッチハウスでも取り扱っています。
展示会なども定期的にやっていますのでよかったら覗いてみてくださいね↓
今回の記事があなたの家づくりのお役に立てたらうれしいです。
ではまた次回お会いしましょう。
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