妻塚のはなし。
皆さん。こんにちは。
タッチハウス、スタッフのまきです。
この週末は、暖かく穏やかなお天気でした。
三嶋大社の桜も散りはじめましたが、
はらはら舞い落ちる花もまた風情があります。
少し小路に入った通りに
「妻塚」という小さなお堂があります。
妻に塚で「さいづか」と読みます。
鎌倉時代の豪族、大庭景親の妻を
祀っているのだと伝えられています。
源 頼朝が三嶋大社へ源氏再興祈願に
日参することを知った景親は、
頼朝の命を狙っていました。
しかし景親の妻は源氏に縁がある身、
なんとか夫を思い止まらせようと、
衣をかぶって待ち受けていました。
人目を避けるような怪しい姿を頼朝だと思った
景親は、一刀の下に斬り捨てますが、
よく見ると我が妻でありました。
景親は大変悲しみ、そこに祠を建てたと
言われています。
現在でも町内の人たちが、念仏会と
例祭を欠かさず行っているということです。
散る前の夜桜を見に行きましょうか?
桜の時期は短く儚いです。
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