家づくりの総費用③ -家づくりにかかるお金-
家を建てたい!そんな時、初めに考えたいのが資金計画ですよね。
新居での暮らしも左右する資金計画は、無理のないようしっかり検討することが大事です。
今回は実際に家づくりにかかるお金についてお伝えしていきます。
家づくりにかかるお金① 家づくりの「コスト」×「資金調達」を知る!
家づくりにかかるお金は大きく2つの視点から把握しておきましょう。
一つ目は、家を建てる際の〚建て物〛にかかる費用=「家づくりのコスト」。
二つ目は、「家づくりのコスト」をどう準備するのか=「家づくりの資金調達」です。
〈家づくりのコスト〉
家づくりのコストは、「本体工事費用」をベースとし、その他に「付帯工事費用」「諸経費」などが加算されます。チラシなどでよく見かける「坪単価○○円」「○○万円の家」といった家の値段は、本体工事価格のことを示している場合がほとんどです。
本体工事費用とは別に、設計料、地盤改良や外構工事費、税金や登記費用などを含めた「総費用」がいくらになるのか事前に確認しておくことが必要です。後になって「お金が足りない」と慌てることがないように、事前にしっかりと資金計画を立てることをお勧めします。
家づくりにかかる総費用のうち、本体工事費の割合は7~8割くらいとなるのが目安です。
〈家づくりの資金調達〉
自己資金と住宅ローンを組み合わせて家を購入するケースがほとんどですが、どれくらいの自己資金が必要で月々いくら返済できるのかなど、初めての家づくりには常にお金にまつわる不安や疑問がつきまといます。そんな悩みをスッキリ解決するために、資金調達の流れを理解しておくことが大切です。
お金の知識や住宅ローンとの付き合い方をライフプランと共にしっかりと計画しておけば、家を建てた後もお金に困ることなく豊かに生活することができます。
詳しくはこの後ひとつひとつチェックしていきましょう。
家づくりにかかるお金② こんなに多い諸費用
付帯工事費というのは、古い家屋の解体作業、地盤改良や外構工事など、建築会社とは別の工事会社に発注した場合の工事費用のこと。何が必要なのかを確認し、工事項目と費用がわかる見積書をもらっておくようにしましょう。
一方、工事費用とは別に、家づくりの際に必ず発生するのが、建築確認申請費用や登記費用、住宅ローンの手続き費用などといった各種費用や手数料です。
諸費用と呼ばれるもののほとんどは現金で支払わなくてはならないので、あらかじめ準備をしておく必要があります。これらの費用は、契約時や着工時など、家づくりが進んでいくそれぞれの段階で発生してくるので、支払いのスケジュールを確認して、遅れることのないように気をつけなくてはなりません。
民間の金融機関では、諸経費を支払うためのローンも用意されていますが、一般の住宅ローンに比べて金利が高く設定されているので、住宅ローンの返済額と合わせると、毎月の返済額が負担になってしまうことも考えられます。間違いのない、自分達に合った住宅ローンを選びましょう。
いざというとき慌てることなく、家づくりをスムーズにするためにも、付帯工事費用や諸経費を見込んだ資金調達を考えておくことが重要です。
家づくりにかかるお金③ 知っておきたい税金の事
諸費用には、様々な「税金」も含まれます。消費税はもちろん、印紙税や登録免許税など、家の取得までにかかる税金は案外に多いもの。ちなみに、印紙税は工務店などと工事の約束を交わす請負契約書、住宅ローンを借りる際に金融機関と交わす金銭消費賃借契約書に貼付して、印紙で納める税金です。税額は金額や内容によって異なります。
また、登録免許税とは、家を建てたときに必要となる所有権保存登記、ローンを利用するときに必要な抵当権設定登記にかかる税金のことをいいます。印紙と同じく、登記の目的によってその金額も変わります。
さて、家を建ててからも支払う義務があるのが税金です。まず、住宅を取得することでかかる税金が不動産取得税。取得時に一度だけ納めます。通常の住宅では6万円くらいが目安となりますが、詳細については都道府県税事務所に確認するようにしましょう。
このほか、固定資産税や都市計画税など、毎月1月1日時点で不動産を所有している人に対して毎年課せられる税金もあります。都市計画税は、市町村ごとの税率がかかるほか、条件によってはいずれも軽減措置が取られる場合がありますので、こちらも確認しておきましょう。
家を建てるには、本体工事費のほかにもいろいろとお金が必要です。
今回は
家づくりにかかるお金① 家づくりの「コスト」×「資金調達」を知る!
家づくりにかかるお金② こんなに多い諸費用
家づくりにかかるお金③ 知っておきたい税金の事
についてお伝えしました。
あなたが描く夢のマイホーム計画を実現しましょう!